「海外に旅に出たい。でも英語が話せない自分が、一人で海外なんて無理じゃないか」。そう思って検索画面を閉じかけていませんか?実は私も、初めての一人旅は不安でした。
今だから断言できますが、海外一人旅に必要なのは英語力ではなく「準備の順番」です。
この記事では、英語が話せない人がやるべき準備を5つに絞り、出発前に不安を消す方法を具体的にお伝えします!読み終わる頃には、「これなら行けるかも」に変わっているはずです。
英語が話せない海外一人旅で不安になるのは普通
まず最初に伝えたいのは、不安を感じるのはあなただけではない、ということです。
初心者が不安に感じる主な理由
初心者の不安は、だいたい次の3つに集約されます。 ①入国審査やホテルで話しかけられたらどうしよう ②道に迷ったら誰にも聞けない ③トラブルが起きたとき対処できない どれも「英語で会話する場面」を想像したときの不安ですよね。
英語ができないことより準備不足の方が危ない
私が海外を旅して痛感したのは、危ないのは英語力の低さではなく準備不足だということです。深夜に空港へ着いてネットも移動手段もない、という状況は、英語が話せても普通に詰みます。逆に、通信と移動と宿さえ確保してあれば、会話はほとんど発生しません。
不安は「事前に決めておくこと」で減らせる
不安の正体は「現地でどうなるか分からないこと」です。つまり、現地で考えることを日本にいるうちに決めてしまえば、不安はその分だけ確実に減ります。次の章から、その「決めておくこと」を順番に見ていきましょう。
英語が話せない人の海外一人旅で最初に準備すべきもの
ここでは、出発前にそろえるべきものを先に一覧で示します。全体像が見えるだけで、気持ちはかなり楽になりますよ。
①現地で使える通信手段(eSIM・Wi-Fiルーターなど)
②翻訳アプリ(音声・カメラ・オフライン対応)
③海外旅行保険
④空港からホテルまでの移動手段
⑤治安の良いエリアのホテル
⑥緊急時の連絡先(大使館・カード会社・家族)
ポイントは、この6つがすべて「日本にいる間に完結する」ことです。現地で英語を使って何かを手配する必要は、実はほとんどありません。私自身、初めての国に行くときも、この6つを押さえてから出発します。100ヶ国旅しても、ここは省略しません。逆に言えば、ここさえ固めれば初めての一人旅でも大丈夫です。次から1つずつ、具体的なやり方を説明します。
準備1:現地でネットを使えるようにする
最初にやるべきは通信の確保です。ここを読めば、自分に合った通信手段が選べるようになります。
eSIM・海外Wi-Fi・ローミングの違い
選択肢は主に3つです。
①eSIM:スマホにデータを入れるだけ。荷物が増えない
②海外Wi-Fiルーター:機器を借りる。返却が必要
③キャリアの海外ローミング:設定は楽だが料金は高め 料金や対応機種は変わりやすいので、申し込み前に各サービスの公式サイトで確認してください。
英語が話せない人に通信環境が必須な理由
理由はシンプルで、ネットさえあれば翻訳・地図・配車アプリが全部使えるからです。逆にネットがないと、この3つが全滅します。英語が話せない人にとって、通信は命綱と言っていいくらい重要です。
出発前に設定できるeSIMが初心者向き
私のおすすめはeSIMです。日本の自宅で購入から設定まで終わらせて、現地に着いたらオンにするだけ。空港でSIMを買うために英語で店員とやり取りする、という最初の関門を丸ごとスキップできます。
準備2:翻訳アプリを使いこなせるようにする
翻訳アプリは入れるだけでは足りません。出発前に「使い慣れておく」ことが大事です。
音声翻訳を試しておく
まず、Google翻訳などの音声翻訳を日本で一度試してください。マイクボタンの位置、翻訳までの待ち時間、声の拾いやすさ。この感覚を知っているだけで、現地で慌てません。家で「最寄り駅はどこですか」と話しかけてみる。それだけで十分な練習になります。
カメラ翻訳でメニューや看板を読む
意外と出番が多いのがカメラ翻訳です。レストランのメニュー、駅の案内板、ホテルの注意書き。かざすだけで日本語になります。会話ゼロで情報が手に入るので、英語が話せない人ほど助けられる機能です。
オフライン翻訳をダウンロードする
行き先の言語のオフラインデータは必ず入れておきましょう。地下鉄や建物の中など、電波が弱い場所は意外と多いです。通信が切れた瞬間に翻訳も切れる、という事態を防げます。
よく使う文章をメモしておく
「チェックインをお願いします」「これをください」「空港までいくらですか」。よく使う文をあらかじめ翻訳してスマホのメモに貼っておくと、その場で打つ手間が消えます。見せるだけで伝わるので、緊張していても使えます。
準備3:ホテル選びで不安を減らす
ホテル選びは、一人旅の安心感を大きく左右します。ここでの基準は「安さ」ではありません。
安さより立地と口コミを優先する
初めての一人旅なら、1泊数千円の差をケチらないでください。中心部の駅近で、口コミ評価が高い宿を選ぶ。これだけで、夜道の不安も移動の迷いも減ります。郊外の格安ホテルで浮いたお金は、不安と引き換えです。
空港アクセスがわかりやすい場所を選ぶ
空港から電車1本、駅から徒歩5分以内。このくらい単純なアクセスのホテルが理想です。乗り換えが3回ある安宿より、初日の自分を助けてくれます。
フロントが24時間対応のホテルを選ぶ
到着が遅れたとき、体調を崩したとき、24時間フロントの存在は本当に心強いです。翻訳アプリを見せれば対応してもらえるので、英語が話せなくても問題ありません。予約サイトの施設情報で確認できます。
日本人レビューが多いホテルを参考にする
予約サイトで日本語のレビューが多いホテルは、日本人慣れしているケースが多く、こちらの拙い英語にも辛抱強く付き合ってくれる傾向があります。レビュー欄に「スタッフが親切」と日本語で書かれていたら、かなり安心材料です。

準備4:空港からホテルまでの移動を決めておく
ここを読めば、一人旅最大の山場である「初日の移動」を安全に越える方法が分かります。
初心者は初日の移動でつまずきやすい
長時間フライトの後、知らない空港で、重い荷物を持って、初めての交通機関に乗る。冷静に考えて、旅の中で一番ハードルが高い瞬間です。ここだけは絶対に、現地で考えるのではなく日本で決めておいてください。
空港送迎サービスを使う
一番確実なのは、事前予約の空港送迎です。名前を書いたボードを持ったドライバーが到着ロビーで待っていてくれるので、会話はほぼ不要。料金は配車アプリより高めですが、初日の安心を買うと思えば安いものです。
配車アプリを事前登録しておく
UberやGrabなどの配車アプリは、行き先入力も支払いもアプリ内で完結します。つまり、運転手との会話がほぼ発生しません。登録とクレジットカードの紐付けは、必ず日本で済ませておきましょう。
公共交通を使うならルートをスクショする
電車やバスで行く場合は、乗り場・路線名・降りる駅・所要時間をスクショしてスマホに保存します。電波が不安定でも確認でき、駅員さんに画面を見せて指差すだけで通じます。
準備5:トラブル時の逃げ道を作っておく
トラブルは起きない準備より、「起きても大丈夫な状態」を作る方が現実的です。
海外旅行保険に入っておく
海外の医療費は高額になりがちで、国や治療内容によっては数十万円から数百万円規模になることもあります。保険に入っていれば、日本語サポートデスクに電話一本で病院の手配までしてもらえる商品が多く、英語が話せない人ほど保険の価値は大きいです。
クレジットカードの緊急窓口を控える
カードの紛失・盗難時に止めるための緊急連絡先を、紙とスマホの両方に控えておきます。カード裏面の番号はカード自体を失くすと見られないので、別の場所への控えが必須です。
日本大使館・領事館の連絡先を保存する
パスポートの紛失や事件・事故のときに頼るのは、現地の日本大使館・領事館です。渡航先の連絡先を外務省の公式サイトで調べて保存しておきましょう。外務省の「たびレジ」に登録しておくと、現地の安全情報がメールで届きます。
家族や友人に旅程を共有する
フライト・ホテル・大まかな予定を、家族か友人に送っておいてください。万一連絡が取れなくなったとき、捜索の手がかりになります。所要時間は5分。やらない理由がありません。
英語が話せない人は「旅の自動化」を意識する
ここからは、他のサイトではあまり語られない、私なりの考え方をお伝えします。それが「旅の自動化」です。
予約・決済・移動を事前に済ませる
ホテル・送迎・ツアー・主要な観光チケットを、日本でネット予約してしまう。すると現地でやることは「予約画面を見せる」だけになります。英会話が必要な場面を、仕組みで消してしまうわけです。
現地で判断する回数を減らす
英語が話せない人の疲れの正体は、会話そのものより「次どうしよう」と判断し続けることです。判断の回数を減らせば、心の余裕が生まれます。余裕があると、不思議と旅は楽しくなります。
初心者ほどフリーすぎる旅程は危険
「ノープランの旅って自由でかっこいい」。気持ちは分かります。でも、あれは経験者の遊び方です。判断材料も語学力もない状態でのノープランは、自由ではなくただの無防備です。
「自由な一人旅」と「無計画」は違う
骨組みだけ決めて、すき間を自由にする。これが初心者に合った一人旅の形です。夕食の店を気分で選ぶ自由は残しつつ、寝る場所と移動だけは固定しておく、というイメージですね。
不安な部分だけサービスに頼るのが賢い
全部を自力でやるのが偉いわけではありません。不安な部分だけ送迎やツアーというサービスにお金を払い、楽しい部分を自分でやる。これが一番満足度の高いお金の使い方だと、私は思っています。
英語が話せない人におすすめしない海外一人旅のパターン
逆に、初めての一人旅で避けてほしいパターンも正直に書いておきます。
①深夜到着の航空券:安いのには理由があります。深夜の空港は交通手段が減り、人も少なく、トラブル時に頼れる窓口も閉まっています。初心者は明るい時間に着く便を選んでください。
②乗り継ぎが複雑なルート:乗り継ぎは遅延・ロストバゲージ・ターミナル移動と、英語が必要になる場面の宝庫です。多少高くても直行便、せめて乗り継ぎ1回までにしましょう。
③郊外の格安ホテル:節約した分、移動の難易度と夜の不安が増えます。
④現金だけの旅行:両替のたびに会話が発生しますし、盗難リスクも上がります。クレジットカード2枚と少額の現金、という組み合わせが基本です。
⑤予定を詰め込みすぎる旅程:移動が増えるほど、迷う回数とトラブルの確率が上がります。1日2〜3か所で十分です。
どれも「安さ」や「欲張り」と引き換えに、英語が必要な場面を増やしてしまうパターンです。最初の旅では、わざわざ難易度を上げないことが何より大切です。
英語が話せない人でも安心しやすい海外一人旅プラン
最後に、私が初心者におすすめする3日間の組み立て方を紹介します。
①1日目:移動とホテル周辺の散策だけ。チェックイン後、徒歩圏内でご飯を食べて終わり。これで十分です。初日に頑張らないのがコツです。
②2日目:日本語または日本人向けの現地ツアーに参加。主要な観光地を効率よく回れて、移動も食事も任せられます。一人旅なのにガイド付き、というのは想像以上に心強いですよ。
③3日目以降:土地勘がついてから自由行動を増やす。2日も過ごせば、配車アプリにも翻訳アプリにも慣れています。
そして行き先選びですが、最初の国は観光インフラが整った場所をおすすめします。具体的には、台湾・韓国・シンガポール・タイあたりは、交通網が分かりやすく、日本語表記や日本人向けサービスも比較的多い印象です。「行きたい国」と「最初に行く国」を分けて考えるのが、長く旅を楽しむコツです。
よくある質問
Q. 英語が話せない海外一人旅で一番必要なものは何ですか? A. 通信環境です。ネットがあれば翻訳・地図・配車がすべて使え、会話が必要な場面を大幅に減らせます。私は英会話の練習より先に、eSIMの準備をおすすめします。
Q. eSIMと海外Wi-Fiはどちらが初心者向きですか? A. お使いのスマホがeSIM対応なら、eSIMをおすすめします。受け取りや返却が不要で、日本で設定を完了できるからです。非対応機種の場合はWi-Fiルーターを選びましょう。
Q. 一人旅で現地ツアーを使うのはありですか? A. 大ありです。むしろ初心者にこそおすすめします。移動・入場・案内を任せられるので、英語が話せなくても主要観光地を安心して回れます。
Q. 英語ができない人はホテル選びで何を重視すべきですか? A. 立地・口コミ・24時間フロントの3つです。安さを最優先にすると、移動と治安の不安が増えます。
Q. 海外旅行保険はクレジットカード付帯だけで足りますか? A. カードによって補償額や適用条件(利用付帯か自動付帯か)が大きく異なります。ご自身のカードの条件を確認し、補償が足りない場合は別途加入を検討してください。心配な方は、日本語サポート付きの保険に入っておくと安心です。
まとめ 英語が話せない一人旅は準備で安心に変えられる
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。最後にもう一度だけ。海外一人旅の不安を消すのは、英語力ではなく準備です。通信・翻訳・保険・移動・宿。この5つを日本で固めてしまえば、現地で英語を話す場面は驚くほど少なくなります。会話が必要な場面を減らす。判断する回数を減らす。それだけで、一人旅はぐっと身近になります。
今日できる最初の一歩は、お使いのスマホがeSIMに対応しているか確認することです。設定アプリを開くだけ、1分で終わります。その小さな一歩が、あなたの最初の一人旅につながっていきます。
